『いますぐ書け、の文章法』という本を読んで、ブログやアフィリエイトをやってる人には読んでほしいなって思ったので紹介してみます。
- 稼ぐために文章力が必要だと思ってる人
- 自分の文章を読まれることが怖いと思ってしまう人
- 自分の文章(記事)に完璧を求めてしまう人
文章にとって大事なのは「勢い」
この本自体は2年前ぐらいに、誰かがTwitterで紹介してたことがきっかけで知りました。なかなか読む機会がなかったのですが、なんとなくこの本のことを思い出したので読んでみた、というわけです。
なんといっても本のタイトルが強烈ですよね。
どんな内容なんだろうと期待してましたが、この本のタイトルを知ったときと同じような印象が、本の内容からも感じられました。
まず、著者の文章を読めばわかります。
普通、「です・ます」調と「だ・である」調ってどちらかに決めて書きますが、もう思いっきり混ざりまくってます。
本を読むとわかりますが、勢いで突っ走って書いてる感じです。
これは本のなかでも書いてありましたが、「勢い」というのをとても大切にしてるそうです。
文章にとって大事なのは勢いです。私はそう思う。意味よりも勢い。内容よりも大事ですね。それが文章が持ってる最も大きな力だから。丁寧に直すとろくなものにならない。綺麗に仕上がるが勢いがなくなる。
まさにこんな印象。
でも勢いに任せてる文章だから伝わらない、というわけではありません。むしろ不思議と魅力が伝わる文章なんです。読んでる側に熱が伝わるんですよね。
これが勢いの力か・・・なんて思いながら、読み進めていました。
文章は「道具」でしかない
著者はなぜ勢いでばーっと書けるのかというと、著者自身が文章は道具だと捉えてるからです。
あっさり言ってしまうとプロにとって文章は道具でしかなく、アマチュアにとっては個性があらわれる表現方法だと考えてしまう傾向がある。
ブログやアフィリエイトでの文章は、小説を書くわけじゃないから「文章で自分を表現する」とか必要ないんですよね。
「キャラ」とか「個性」は場合によってはあったほうが魅力を感じますが、ないと稼げないわけじゃありません。
少なくともブログ記事を書く際の文章は「道具」でしかありません。「伝えるための道具」です。
つまり「伝わればいいんだから、細かいことは気にすんな!」って言われるように感じました。
僕はどちらかというと小さなことにこだわってしまうところがあるので、この姿勢は改めて忘れないようにしたいって思いました。
不安な気持ちを持ったまま、断言する
でも、文章を道具のように扱って、勢いにまかせてバーっと書くって、怖くないですか?
自分の感情をオブラートに包まずにそのまま伝えてるみたいで。
でも著者によると、
何かを書くとき常にこういう不安に駆られる。不安になるのが普通である。もし不安を抱かなかったとしたら、それはおそらく誰か他の人が言ったことやすでに世間では認められている意見を重ねて言おうとしてるだけなのだ。
ということらしいです。
何かを書くときに「不安な気持ち」を持つ人は多いです。ブログ記事でも集めた情報をもとに記事を書いてるから、自分の文章に自信を持つことができないとか、です。
でもそれは逆なんですよね。
オブラートに包んで自信なさげに伝えてしまうと、読者に迷いが生まれます。
例えば文章の語尾に
- 「~だと思います」
- 「~かもしれません」
- 「~だそうです」
とつけてしまうと、伝えたいことの輪郭がぼやけてしまいます。
「~だと思います」については、著者も言ってました。
文章末に「思う」という言葉は極力つけない方がいい。でないと全ての文章末に思うをつけたくなるからである。
文末に「思う」とあったら全てチェックして可能な限り取り除く。
ということです。
基本、文章を書くことは自分を晒す(さらす)ことだ
とまで断言してるので、自分の書く文章に自信を持つようにしましょう。
徹底した「読み手意識」が何よりも大事
ここまでの話を聞くと、失敗を恐れず自分の言いたいことをガンガン伝えるべきだ、のような乱暴な主張のように思えますが、著者が一番大切にしてることが「読み手意識を忘れない」ということです。
文章を書くプロは明らかにサービス業者なのだ。金をもらって文章を書く限りみんなその意識を持っている。サービスとは読んでいる人のことをいつも考えていることである
どこへ到達するのか、という意識と同時にもう一つ常に強く持ち続けているのは、書いている間中ずっと、そこにいる読み手を意識し続けていることですね
理想としては書き手が消えること。完全に読み手のためにサービスを提供する存在となり書き手自身が意識されない文章を書けるのが一番いい。文章を書くときに大事なのは誰に向かって書いているのかを明確に意識すること
徹底してますよね。これはブログ記事でも同じだと思います。
ブログ記事は、不特定多数の人に読んでもらうことが前提です。
- 誰にも読まれなくてもいいい
- 自分の書きたいことだけを書いてればいい
というのはただの日記です。お金を稼ぐ記事じゃないし、読み手を意識しないと人は動いてくれません。
自分の書いた記事を「誰に」読んでほしいかと考えることは、その人に伝えたいことが伝わればそれでいいってことです。だからこそ「文章は道具だ」って言い切れるってことですね。
この「誰に」をリアルに考えることができれば、「何を伝えるべきか」はあまり重要じゃないとまで言っています。
誰に何を伝えたいのかよくこういう問いが立てられるけど誰にだけが大事です。何を伝えたいのかは後回しでいい。場合によっては全く気にしなくていい。
大事なのは誰にを決めることではなく、誰にが決まった後、その人はどういう気持ちで文章を読むのだろうかというところまでリアルに考えるということだ。
たしかにこれはありますね。
「その人がどういう気持ちで読むのか」ということまで考えることができれば、どんなことを書けばいいのかということもわります。
つまり「誰に」を徹底して考えることができれば、「何を伝えるべきか」は自然と見つかるものだということです。
ただ、ブログやアフィリエイトの場合だと、
- 「何を伝えるべきか」を考えることが「誰に」を考えることになる。
- 「誰に」を考えることが「何を伝えるべきか」を考えることになる。
という、
「何を伝えるべきか」=「誰に」
という構図になるので、どちらが大事かという優劣をつけれないんですけどね。
「何を伝えるべきか」も「誰に」も、どちらも同じぐらい大事です。
読み手は「不親切」「不熱心」が普通
ブログやアフィリエイトなら「誰に」という人物像は
- ジャンル
- ネタ
- キーワード
によって具体的に決まりますが、すべてに共通するのは「不親切で不熱心な読者」だということです。
一般の読者はまず間違いなく不親切で不熱心な読者である
私個人に興味などなく私の話を聞こうとして(私の書いたものを読もうとして)雑誌を手に取ったわけではなく、たまたま偶然私の文章を目にした読者。それがプロの物書きが想定する基本読者である。
雑誌などで文章を書く場合、常に前提としてるのは読む人は私の事を知らないということである
ここは絶対忘れちゃいけないことですね。読み手のことを考えて書くとは、読んでくれるということを前提に書くということじゃありません。
ちゃんと読んでくれるかどうかは、読み手が決めることなんですよね。
目的のページを開いたらすぐに閉じるかもしれないし、さーっと流し読みで閉じられるかもしれないし、3分の1しか読まないかもしれないし。
間違いなく言えるのは、最初から最後まで一語一句見逃さずじっくり読んでくれる、ってことはありえないってことです。
だからこそ
- 読み手が求めてるものを書いてあげたり
- 潜在的に求めてる関連情報を書いてあげあり
- 見出しで興味を引いたり
- 読みやすくなるように装飾を加えたり
・・・をしながら飽きさせないようにする工夫が必要なんですよね。
このあたりはまだまだ僕自身もレベルアップできる余地はあるので上を目指したいですね。
さいごに
僕はこの本を読んでからけっこう気持ちが楽になりました。
もっと気楽に書きたいように書けばいいんだなと思えるようになったし、荒削りでもいいから積極的にアウトプットしたいなって思えるようになりました。
やっぱガシガシ自信をもって記事を書いたり、情報発信しまくることが大切なんですよね。
記事を書くときの姿勢をいろいろ学ぶことができるので、暇なときでも読んでみてください!
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