製造業で働くとは、機械ができないことを人間が代わりにやることだと思っています。
機械を動かすことで生産性を上げるように、人間も体を動かすことで生産性を上げています。
働くには体力が必要ですが、製造業は「それ以外の職業」と比べてさらに体力が求められるという職業と言えるかもしれません。
体力を使ったら(=働いたら)、体を休ませて(=眠ったりして)次の日に備える。
そして翌朝になると体力は回復している。また仕事をして体力をすり減らす。体を休ませる・・・
とこんな感じで毎日働くわけです。
1日中スマホを使ったら、夜寝る前に充電器に挿しっぱなしにして、朝になった充電100%になってるみたいなものですね。
けっこうこのサイクルを続けていれば、なんとか体力を維持しながら働くことができるものです。
「まだ体は動く=疲れの限界じゃない」
22歳の頃でした。
当時僕が製造業で初めて働こうとしてるとき「本当に続けることができるだろうか」という不安がありました。
というのも12時間勤務&二交代というなかなかハードな仕事だったからです。
それまでは昼夜逆転した生活を送り、ゲームをしながら遊びふけってた大学生活をずっと送っていたので。。。
そんなこともあり初日に働いて家に帰ったときには体もボロボロで
「これ、毎日のように続けるの辛くね?みんなすげーなw」
なんて思ってました。
それと同時に、いつまでこの仕事を続けることができるのだろうかと。
製造業辞めるのも遠い話じゃないかもななんて思っていました。
・・・が、
1ヶ月。2ヶ月。3ヶ月…と続けてると、けっこうできちゃうものなんですよね。
もちろん辛いな~って気持ちは無くなりませんが、そんなことを思いながらも続けることができてる自分がいるんですよね。
このときに気づいたのが、自分では疲れてるなって感じてても、体って動くんだなってことです。
疲れるって、自分の「体」が決めることで自分の「頭」で決めることじゃない。
体が動かなくなったらそれは限界がきたということ。
でも体が動くならまだ限界はきてない。まだまだ働けるってこと。
そんなふうに思ってました。
僕の周りには、夜勤が終わってからそのまま開店直後のパチンコ屋に行く人もいたし、睡眠時間3時間ぐらいで出勤してそのまま12時間働く人もいました。
こいつらすげーなーと思ったし、こうやって体は疲れても遊ぶことを大事にしてる人もいるんだなーって思いました。
マジで元気のピークは20代まで
でもこういう生活をしてる人には「ある共通点」がありました。
それは20代が多いってこと。
30代以上の人で睡眠時間を削って遊びまくったり、夜勤明けに自宅に帰らずそのまま遊ぶという人はいませんでした。
もちろん20代より30代になると既婚者が増えるから、自由時間がない人が増えるということもあると思います。
でも僕が働いてた工場には30代以上で独身の人もけっこういましたが、20代の人のように遊び回ってる人はいませんでした。
これは20代をピークにして少しづつ体が衰えるからだと思います。
(正確に言うとだいたい20代前半ぐらいで衰えるんですかね)
僕は30代だからよくわかるのですか、頭でわかっていても体がついていかないと感じることが多くなってきました。
僕はジムにも通ってるし普通の人と比べても、体は20代のときと比べてそれほど変わってないと思ってました。
でも、毎日の生活の中で「あれ?衰えてるかもな?」って自覚する出来事が増えてくるわけです。
まだ体力が下がってると思いたくないし、認めたくないのですが・・・
こんなことがありました。
子供と公園に行って久々にサッカーボールを蹴ったのですが、そのとき自分の蹴りたい方向にボールが飛ばなくなったんですよね。
蹴りにくい靴を履いていたとか、地面が凸凹だったわけではありません。
頭ではこう蹴れば、こう転がって相手にボールが届くんだろうなってことわかってるつもりです。
でも自分のイメージと動作の結果が一致しないんですよ。
あんなにサッカーが好きで得意だったのに・・・と思ってけっこうショックでショックで・・・
もしかするとプロスポーツ選手が自分のクオリティーに満足できなくて引退を決めるのはこういう理由かもしれませんね。
年をとるのはバッテリーが消耗するのと同じ
たぶんこれは40代になったらさらに体の衰えを絶望的に感じるはずです。
これは考えてみれば当たり前のことなんですよね。
最初のほうで
「1日中スマホを使ったら、夜寝る前に充電器に挿しっぱなしにして、朝になった充電100%になってるみたいなもの」
って言いましたが、充電に必要なバッテリーだって長く使ってると消耗してくるわけです。
朝100%に充電しても電池の減りがだんだん早くなってくる、と。
買ったばかりの頃は夜の7時ぐらいに40%ぐらい残っているスマホが、長く使ってると7%ぐらいしか残ってなかったりするわけです。
スマホだったらバッテリー交換してもらえば済む話ですが、人間の場合はどうしようもありません。
たぶんこれと同じように若いときは大丈夫でも、年齢を重ねてくると体力は少しづつ減ってくるっていうことがあります。
体力を必要とする製造業だったら余計にそれを感じてしまうのかもしれません。
たぶん40、50代になって体力が下がったとしても製造業で仕事ができると思います。
仕事中にバッテリーが0%にならなければ働けるはずです。
でも人間は「疲れていても、体が動くならまだ限界はきてない」と思うことができます。
もうとっくに体は悲鳴をあげてるのに、それを無視して
「まだ体は動く、それは限界がきてないってことだから働けるってことだ」
って無理して頑張ることができてしまいます。
自分の年齢が高くなるにつれて再就職は難しくなるし、今の仕事をずっと続けないといけなくなるかもしれません。
「もうこんな生活嫌だ!!」って思ったときは、もうどうしようもできないかもしれません。
結局、僕は体力と関係ない仕事をしてます
僕は製造業で働いてた時にそんな未来の自分を想像してしまったので2年で辞めることにしました。
そして下にあるプロフィールに書きましたが、今はブログで稼いでいます。
当たり前ですが、製造業ほど体力は使いません。
体を動かすといえば指先でキーボードをカタカタするだけですから。
PCの前で作業するのも少しだけ体力が必要だったりするのですが、疲れたらすぐ近くにあるソファーで昼寝をすればいいだけです。
誰かに雇われてるわけじゃないし、どこかの会社に属してるわけじゃないので休むのは自由ですし。
休みの日も自由に決められるし、いつでもコンビニに行ってアイスを買いに行けます。
変なストレスもないし・・・ありきたりな表現かもしれませんが「自由」を満喫してます。
もちろん誰かに雇われてるわけじゃないから自分の行動は自分で責任を持ったり、将来の進むべき道を考えなくちゃいけません。
それなりに頑張らないといけないこともありますが、
生きてるということは、どっちにしろなにかを頑張らないといけない、ということです。
僕は製造業で頑張るなら、ブログで頑張ることを選んだってことですね。
これは生き方の問題だしどっちが正しいとかはないと思います。
でも、後悔しないよう自分の人生を決めたほうがいいっていうのは誰にでも当てはまることじゃないかなって思います。
- タイピングするときは人差し指しか使わなかったり
- ネットはAmazonで買い物をするだけだったり
- 読書感想文とか文章を書くのが大嫌いだったり
とブログに全く向いてなさそうな僕でも、3ヶ月で月収10万円とか稼げたわけですから。
もしあなたが「普通の人」だったら、僕より断然早く結果を出せるはずですよ。
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